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審査には通過したら絶対に契約しなければいけませんか? 2014年02月22日

審査に通過した段階ではまだ契約は成立していませんので法律上は断ってしまっても大丈夫です。賃貸借契約は契約書作成して捺印をした段階で契約が成立するので、それよりも前の段階だったら法律的に契約の効力が発生している状態にはなっておりません。ですので、申込金や仲介手数料も返金されますし基本的には費用はかかりません。仲介手数料なども発生が“契約成立時”となっているので、契約が成立するまでは支払う義務が生じません。また、特に定めがない限り違約金なども発生はしません。

ただし、審査に通過してあとは契約を交わすだけという段階で申し込みを解除するのは一般的ではありません。それまでに多くの人の労力や、特に不動産会社の営業マンの時間や労力がかかっていますので、ある程度の譲歩は必要かなと思います。手付金に関しては法律上は返金されるべきものですが、実際にこういうケースでは申し込みを断ってしまった人が申しわけないという気持ちで返金を断る事例もかなり多いです。こういう状態なると基本的には法律の話で片付けるというよりは、人間対人間のやりとりになってきますのでできるだけお互いの意見を尊重しつつ落としどころを探るようにしてください。